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仮面ライダー瞬鬼 鬼姫戯曲 -外伝-
 出演

 マタタキ・・・・・・衛
 マテキ・・・・・・・兄

 ナナキ・・・・・・・薙城 七海(なぎしろ ななみ)
 ナゲキ・・・・・・・薙城 直美(なぎしろ なおみ)

 ハルカブト・・・・春歌
 398・・・・・・・・・・咲耶
 タイガリア・・・・亞里亞

 魔化鬼・・・・・・・千影

 R2-X・・・・・・・・???

 ナレーション・じいやさん

 and LEGEND RIDERS
 

 BGM:「輝 〜一之巻〜」/仮面ライダー響鬼

ナレーション「鬼。それは古来より存在し、人を脅かすあやかしの1つとして伝えられてきた。しかし、その正体はむしろあやかしより人々を守る特別な力を持った存在。在る者は生まれつき、また在る者は修行を経てその力を己が身に宿してきた。
 現代。人々が彼らを助力する組織、猛士を設立。この物語は猛士の中でも、その土地柄により歴代より屈指の鬼が揃う 東北支部の物語・・・」

 舞台:泉ヶ岳山中、舞台中央には巨大な石があり、上下二段。両端に坂があり、上下をつないでいる。

 ナナキ、舞台右袖より恐る恐る登場。 
ナナキ「おかしいなぁ・・・話だと、多分この辺のハズなんだけど・・・」
 きょろきょろと探りながら中央にある岩へ到着。
 岩の上からポン、と飛び降り、マテキ登場。
 ナナキ、悲鳴を上げつつ変身の構え。
ナナキ「な、なにっ!?」
マテキ「待った、ナナキ。俺だよ、俺」
 マテキ、近寄る。
ナナキ「マテキくん、脅かさないでよ、もう!」
 音撃斧を振り上げるナナキ。
 マテキ、両手を広げる。
マテキ「それよりナナキ、隠れよう」
ナナキ「どうしたの? もしかして見つかった?」
 マテキ、うなずきながら
マテキ「ああ」
ナナキ「もう。そう言うのっていつもなら私がやってることだよ?」
 マテキ、笑いながら
マテキ「お前、見つけてすらいないじゃないか」
ナナキ「く〜・・・」
 ナナキ、再びきょろきょろと見回す。
ナナキ「隠れるって言っても・・・隠れて済みそうな相手なの?」
マテキ「ああ、大きさとか俺たちぐらいだっし、1人しかいなかったから。多分、童子と姫みたいなもんだろ。さっさと倒して本体みつけて、魔化魍倒して七夕まつりに間に合わせるぞ」
ナナキ「童子と姫ってことはもしかして、マタタキくんたちが片方倒しちゃった?」
マテキ「山に入ったら連絡入れるって話。まだきてない」
ナナキ「そっか」
マテキ「なんて話してる暇はない。隠れるぞ」
ナナキ「うん」
 マテキ、ナナキの手を引いて風の力を使い、木の枝へ隠れる。
 舞台左上より大嶽丸、登場。
大嶽丸「こちらの方へ逃げてきたと思ったが」
 全体を見回した後、岩を見る。
 一方、木の上で囁き合うマテキとナナキ。
ナナキ「あれって鬼?」
マテキ「多分、外道のな。鈴凛のウソツキめ、魔化魍じゃないじゃないか」
 大嶽丸、岩に札を貼り付ける。
大嶽丸「今は邪悪の化身どもの復活が先だ」
 3本ある角のうち、1本を折り、岩に刺す。
大嶽丸「目覚めよ、怪人たちよ!」
 岩が割れ、5体の怪人と数匹のサナギワーム登場。
カメバズーカ「カメバズーカ!」
タイガーロイド「タイガーロイド!」
王蛇「・・・あぁ・・・」
スーパー姫「鬼への復讐のために」
スーパー童子「蘇ることが出来たか」
 大嶽丸、満足そうに
大嶽丸「我が名は大嶽丸。怪人どもよ、これより人間達に復讐をし、その血を使い怪人たちを復活させ、地球を怪人の物にする!」
王蛇「聞くがその世界に戦いはあるのか?」
大嶽丸「それが常だ。弱肉強食も下克上も許される。許されないのは弱き存在のみ」
 王蛇、機嫌よさそうに首を鳴らす。
タイガーロイド「だが地球には仮面ライダーがいる」
スーパー姫「そして鬼がいる」
大嶽丸「問題ない。復活したお前達には我が鬼の力を宿した」
スーパー童子「つまり、その鬼の力に我ら怪人の力があれば問題ない、と」
タイガーロイド「面白い。ならば手始めに」
 タイガーロイド、腰キャノンで木を砲撃。
 ナナキ、マテキ、悲鳴を上げながら舞台右袖へ飛ぶ。。
 同時に弦と風の変身音。
 七鬼、魔風鬼、登場。
スーパー童子「あれは鬼だ」
 魔風鬼、弾幕を張る。
 七鬼、音撃斧を振るいながら突進。
 スーパー童子、片手で止め、首を持ち上げる。
スーパー童子「美味しそうな鬼だねェ」
王蛇「俺にやらせろ」
スーパー童子「いや、俺がやる。お前はあっちの青い方をやれよ」
 スーパー童子と王蛇、七鬼を奪い合う
魔風鬼「ナナキ!」
 魔風鬼、助けに入ろうとするも、スーパー姫による念動力にしとめられる。
魔風鬼「うあああああ!」
 魔風鬼、爆煙の最中に舞台袖右へ。
七鬼「マテキくん!」
大嶽丸「おい、女の鬼。お前、ナナキと言ったな」
七鬼「な、なに」
大嶽丸「その名前、もしや七夕の日に生まれた鬼だな」
七鬼「そ、そうだけど・・・」
大嶽丸「この辺では昔からそうだ。七夕の日に生まれたり、或いは力を得た鬼は皆、七鬼と名乗る。古来より、七夕の夜に生まれた鬼の血は純粋らしくてな。夜には様々な生贄に用いられる、と悪鬼の伝承では有名だ」
王蛇「今は殺さないのか」
 不満そうににらみつける王蛇。
大嶽丸「いずれ女を助けるために鬼が集まるだろう。その時こそ貴様らの欲が満たされるに違いない」
王蛇「いいだろう。だが日が落ちるまでに現れなければ、こいつらと戦わせてもらう」
大嶽丸「・・・」
 王蛇と大嶽丸。対峙しながら暗転。


 衛、ナゲキ、千影、舞台左から会話をしつつ登場。
マタタキ「おかしいな、あにぃと連絡つながらないよ。ナゲキの方はどう?」
ナゲキ「ナナキの方もよ。マタタキ、もう一度やって」
千影「圏外か、全くやわな技術だね」
ナゲキ「千影、アナタの感覚って偏ってるわね」
マタタキ「つながってるんだけどさ。電話に出てくれないんだ」
ナゲキ「こっちは多分、電源切ってる。ナナキ、任務中に電話とか鳴るとダメになるし、そう自覚してる姉だから」
千影「そうなのか」
 衛、顔だけ変身解除して倒れているマテキを発見。
マタタキ「あにぃ!」
 千影、後を追う
千影「これはひどい・・・」
 ナゲキ、二人を背に携帯をとる。
ナゲキ「砲撃の類ね。千影、アナタ、何か覚えない? 昔いたって言う組織の絡みで」
千影「特には。ほとんどが銃器よりも魔化魍を使役することで任務をこなしていた」
マタタキ「二人とも勝手に話を進めないで! あにぃ、まだ生きてる! あにぃ、何があったの!?」
マテキ「あれは魔化魍なんかじゃない、もっと邪悪で強大な・・・!」
 マテキ、吐血。
マタタキ「あにぃ!」
ナゲキ「落ち着きなさい、マタタキ。今、じいやさんのところへ連絡を入れたわ。ちょうど鈴凛ちゃんたちが近くの温泉にいるからスグに到着するって。その間の応急処置くらい出来るでしょ?」
マタタキ「う、うん」
ナゲキ「なら手伝って。千影もボヤけてないで」
 ナゲキに気圧され、マテキに救急処置を施す。
千影「兄くん、いったい何が・・・」
マテキ「大嶽丸だ」
千影「大嶽丸だと。悪鬼伝説の中で屈指の鬼じゃないか。それが何を」
マテキ「魔化魍とは違う妙な奴らを復活させた。そいつらを使って『怪人の世界』を作るとか・・・」
マタタキ「怪人なんて、テレビの世界じゃ」
マテキ「俺達が世間に魔化魍と戦っていることが知られていないようなもんだろ」
千影「・・・道理だね」
マテキ「とにかく急がないと、ナナキが・・・!」
マタタキ「そういえばナナキさんは・・・」
マテキ「わからない。最後に見たときは奴らに捕まっていた・・・」
 マテキ、立ち上がろうとするが千影に制される。
千影「兄くん、キミは休め」
マテキ「だけど、それじゃナナキが!」
千影「・・・そんなに好きなのか、ナナキくんのことが」
マテキ「・・・・・・俺の無茶をフォローしてくれんのはアイツだけだ」
 沈黙。
 ナゲキと千影、気づかれないように衛の方を伺う。
 衛、満面の笑みでゆっくりと兄の手を取る。
マタタキ「大丈夫だよ、あにぃ。ボクがきっと助けてみせる!」
マテキ「ま・・・たたき・・・」
 兄、微笑む。
 二人、同時に
千影「ボクたち、だろう」
嘆鬼「ボクたち、でしょう」
 千影とナゲキ、衛を小突く。
千影「とは言え兄くんを放っておくわけにもいくまい」
ナゲキ「私の音撃砲とマタタキの体術と管ならバランスが良いわ」
千影(冗談っぽく)「やれやれ、私はいつも仲間はずれだな」
マテキ「音撃通連はどうした」
マタタキ「修理中。けど大丈夫。ていうか千影ちゃんなら何かあったとき1人でもあにぃのコト、守れるでしょ」
 千影、顔を背けて照れくさそうに
千影「買い被り過ぎではあるが、否定はしないよ」
マタタキ「じゃあお願い。ナゲキ、いこっ!」
ナゲキ「ええ。マテキさん、もしナナキに何かあったら、これだからね」
 ナゲキ、音撃砲の砲先をマテキの鼻先へ。
 すぐに上に向け、舞台右袖へ。
マテキ「相変わらず息が合っているな」
千影「兄くんとの時ほどではないと思うけどね、いいコンビだと思うよ」
マテキ「千影、お前はどうなんだ」
千影「私は鈴凛ちゃんの実験に付き合いので精一杯だったが今は・・・どうだろうね。さて・・・」
 千影、空を仰ぎながらマテキを支え上げ
千影「愛しき姉妹たちはこちらに来るようだ」

 暗転

 鈴凛、春歌、亞里亞、咲耶、舞台左下から登場。
鈴凛「道路、完璧に封鎖されてたわね。亞里亞ちゃん、もしかして総本山って国家権力より強かったりする?」
亞里亞「鈴凛ちゃんの質問の意図と少々ずれますが・・・私の知る限りでは、猛士には警察・消防・自衛隊の幹部に協力者がいる、ということぐらいでしょうか。そういった知識は春歌ねえやさまの方が・・・」
春歌「資産家のバックアップも大きいですわ。ね、咲耶ちゃん」
咲耶「ていうかあなた達ね、少しは緊張感持ちなさいよ。そりゃ最初は亞里亞のリクエストで温泉に来てたけどさ、今は非常時なのよ、お兄様がピンチなのよ?」
鈴凛「肩張りすぎて失敗しちゃ元も子もないでしょ。それよりみんな、ベルト装備した?」
亞里亞「兼ねてより研究されていた鬼の力を再現するマスクドライダーシステム、ですね」
咲耶「これ、本気なの? 千影やいろんな人で試したってのは聞いてるけど何か不安ね」
鈴凛「咲耶ちゃんのと亞里亞ちゃんのは大丈夫。春歌ちゃんのはそこそこ鍛えてれば・・・」
 ワーム幼体10匹ほど登場。
鈴凛「いきなりチャンスじゃない! みんな、変身しちゃって!」
咲耶「変身って、どうやるのよ!?」
 ワーム強襲。全員、散り散りになる。
 春歌、舞台上段中央へ
 咲耶、舞台上段右へ。
 亞里亞、舞台上段左へ。
 鈴凛、下段右端へ。
咲耶「ま、魔化魍じゃないんじゃないの、これ!」
鈴凛「だとしたら尚更オッケー! あくまで肉弾戦でのサポート用だもの。さすがに鍛えてない人がすぐ音撃出来るなんて再現まで出来ないし!」
咲耶「半端なもの作ってんじゃないわよ! あわわ、来た!」
 ワームが強襲。
 カブトゼクターが乱舞し、それを阻止。
 慌てるワームたちをよそに、春歌、カブトゼクターをキャッチして決めポーズ。
春歌「じいやさんが仰ってましたわ。角があるから鬼は戦える。ワタクシ達は、その角を手にした! ならばワタクシ達も戦うべきです! 変身!」
 カブトゼクターをベルトへスライド装填。
カブトゼクター『HENSHIN!』
「ああ、なるほど。そうすればよろしいのですね」
 亞里亞、青いデッキケースをベルトに滑らせる。
亞里亞「変身!」
 咲耶もそれを見て渡されていた携帯電話を滑らせる。
咲耶「へ、変身!」
 春歌、亞里亞、変身完了。
 しかし咲耶、変わらず。
 ワームも呆然。
咲耶「ちょっと鈴凛! 私の、作動しない!」
鈴凛「コマンド入力してよ! 3・9・8のあとにエンター! それからしまってセットして!」
咲耶「システム的に良くないわよ、それ!」
 ピッ、ピッ、ピッ
 変身準備音。
咲耶「へ、変身!」
 全員、ようやく変身完了。
鈴凛「はい、全員、キメ!」
ハルカブト「仮面ライダーハルカブト!」
タイガリア「仮面ライダータイガリア!」
サクヤ「か、仮面ライダーサクヤ!」
鈴凛「オッケー! さあ、マスクドシスターズの戦いっぷり、見せちゃってちょうだい!」

 バトルミュージック:「FULL FORCE」/RIDER CHIPS/仮面ライダーカブト

 ハルカブト、クナイガンを持って中央から下段へジャンプ。
 タイガリアもデストバイザーを振りかぶってワームを一刀両断。
 サクヤ、サクヤエッジを振り回しながら強襲。
 ハルカブト、4体相手。
 タイガリア、サクヤ、各々3体相手に舞台左右袖へ。
 ハルカブト、合気道の要領でワームを捌きながら舞台を乱舞。
鈴凛「いや、色も赤、青、黄で、バランス最高よね〜」
 眺めている間にワームが1体、鈴凛の方へ。
 ハルカブト、必死に、
ハルカブト「鈴凛ちゃん! キャストオフ!」
カブトゼクター『CAST OFF!!』
 アーマーが弾けてワームにヒット。
 鈴凛はワームの影なので無事。
ハルカブト「クロックアップ!」
カブトゼクター『CLOCK UP!』
 全員の動きがピタリと止まる。
 ハルカブト、クナイガン片手に大暴れ。
 さらに1体に対して丁寧に
カブトゼクター『1、2、3!』
 とコマンド入力し、ライダーキック(上段回し蹴り)。
カブトゼクター『CLOCK OVER!』
ハルカブト「この機能、もっと鍛えなければ使いこなせませんわ・・・」
 鈴凛の隣で跪くハルカブト。
 鈴凛、春歌に肩を貸して舞台上段右へ。
 それに合わせる様に亞里亞、下段左よりワームを悠然と追い詰めながら登場。
 デストバイザー(大斧)を優雅に振り、まず1体。
タイガリア「こうかしら」
 ベルトのデッキからカードが一枚排出される。
 カードを掲げて
タイガリア「ファイナルベント」
 デストバイザーへカード挿入。
デストバイザー『ファイナルベント』
 舞台上からデストワイルダー登場。
 タイガリアもすかさず鉄爪に装備を変更し、引きずられてきたワームを刺す。
 その隙に1体が逃げ、タイガリア、それを追い舞台下段左へ。
サクヤ「え、えっと・・・」
 サクヤ、サクヤフォンから外れたメモリーチップをサクヤエッジ(坂手持ち)へ挿入しながら。
 エッジガンより一発。ワームを捕らえる。
 さらにベルトのエンターを押して、右腕を通ってサクヤエッジに動力が流れるのを確認する。
サクヤ「サクヤスラッシュ!」
 走りこみ、すれ違い様に斬る。
 サクヤ、自分の手を見ながら驚愕。
サクヤ「わ、私ってば最強! 2人と違って素顔が見えないのが不満だけど」
 浮かれるサクヤをよそに、亞里亞、静かに帰還。
タイガリア「逃げられてしまいました・・・」
 と、肩を落とす。
 ため息ののち、気持ちを切り替えたように
タイガリア「鈴凛ちゃん、今の青いトラさんは?」
鈴凛「ディスクアニマルの技術を応用した式神、その名も式神獣。春歌ちゃんのソレもそう」
ハルカブト「変身を解除するときは?」
 カブトゼクター、勝手に外れて変身解除。どこかへ飛んでいく。
 それを見てタイガリアとサクヤもデッキ・ケータイを外して変身解除。
鈴凛「とりあえず見てて分かったのは、人型なら対応出来そうねってことぐらいかしら」
咲耶「鈴凛ちゃん、これ、量産しないの?」
鈴凛「それを前提に実験してるの」
亞里亞「そんな話よりにいやさまを助けに行きましょう」
春歌「同感ですわ。咲耶ちゃん、せっかくですからその携帯電話、お使いになったらいかがでしょうか?」
咲耶「そ、そうね」
鈴凛「二人ともドライねぇ。昔の亞里亞ちゃんなんか、そんなんじゃなかったのに」
 そこに千影とマテキ、登場。
 全員同時に駆け寄り
咲耶「お兄さま!」
亞里亞「にいやさま!」
春歌「兄君さま!」
鈴凛「アニキ!」
マテキ「見てたよ。すごいじゃないか、ライダーシステム・・・ぐっ!」
鈴凛「アニキ、確か車に薬があるから!」
 千影、鈴凛に兄を回し
千影「頼んだ」
咲耶「千影、この泉ヶ岳で何が起こってるのよ」
千影「私も事情が見えないが、兄くんは怪人がどうとか言っていたな。それらが世界を支配するとか・・・」
亞里亞「先ほどの化物といい、魔化魍以外の脅威が現れた、ということに・・・」
 春歌、天を仰ぎながら
春歌「或いはそれ以上かもしれませんわ」
千影「だとすればナナキさんが危ないな」
春歌「ナナキさんが?」
千影「兄くんの話では捕まっているらしい。今、マタタキくんとナゲキくんが・・・」
春歌「ワタクシたちも合流致しましょう。咲耶ちゃん、亞里亞ちゃん」
咲耶「そうね、可愛い妹と素敵なライバル、放っておけないし」
亞里亞「それに先ほどねえやさまが言ったとおり、私たちは角を手にした」
 ケシズミガラス(ディスクアニマル)、千影の肩へ。
千影「・・・彼が案内してくれるよ。しかし無理はしないように。角を得ても、キミたちは戦いのプロではないからね。私は鈴凛ちゃんたちを守るよ」 

 暗転

 岩の前

 夜を待ちたむろする怪人たち。
王蛇「まだか・・・」
 王蛇、拳を握りながら
王蛇「まだか、大嶽丸」
大嶽丸「慌てるな」
スーパー童子「待てないなぁ、先にちょっとだけ食べちゃおうかなぁ」
 ナナキに手を絡ませるスーパー童子。それを冷ややかに見つめるスーパー姫。
 王蛇、それを掴みひねりあげる。
王蛇「俺は待てるぜ、お前の小便臭そうな悲鳴を聞けばな」
スーパー童子「こいつ・・・!」
 タイガーロイド、止めに入る。
タイガーロイド「やめろ、貴様ら。まだ敵は仮面ライダーだ。それまで怪人同士で戦うこともない」
王蛇「フン、その仮面ライダーも考え方一つでは怪人だろう。俺達の戦いに巻き込めばいい」
大嶽丸「否、奴らは志が違う。俺様が望むのは純然たる弱肉強食」
スーパー姫「それは一興」
 スーパー姫、冷たい笑み。
 そこに、ワームが1体、フラフラになりながら到着。
 ワーム、ハルカブト、タイガリア、サクヤに擬態をしてみせ唸り声で状況説明。
 大嶽丸、不機嫌そうにワームを蹴り上げて
大嶽丸「貴様等の願いが早くも実現しそうだな。鬼以外に仮面ライダーとやらが来ているらしい」
王蛇「ほう」
 そこに連続砲撃。
 タイガーロイド、カメバズーカ、慌てて応戦。
 しかし、四方八方からの砲撃に混乱。
瞬鬼「でやああああ!」
 瞬鬼(変身済)、天井より舞台中央へ着地。傍にいたスーパー童子とスーパー姫を回し蹴りで往なし、王蛇の方へ風の力を使って飛び、鬼爪を向ける。
 王蛇、手首を掴んで首を鳴らす。
王蛇「ほう、なかなか」
大嶽丸「そこまでだ、鬼共」
 大嶽丸、顔だけ変身解除状態のナナキを羽交い絞めにして
大嶽丸「何を意味するか、わかるな」
瞬鬼「・・・くっ」
嘆鬼「・・・・・・小さい男」
 嘆鬼、肩を落としながら天井より舞台右上へ着地。
嘆鬼「ナナキ、アンタ、人の足を引っ張るのが好きよね」
ナナキ「引っ張るならマテキくんの足がいい」
タイガーロイド「黙れ、鬼共」
 タイガーロイド、威嚇射撃。
タイガーロイド「立場が分かるだろう。交渉もなにもない。貴様等に戦いってやつをくれてやる。しかしまあ、大嶽丸。こんなやつらが仮面ライダーに匹敵する脅威なのか」
大嶽丸「仮面ライダーが何かは知りかねるが鬼共の力は純粋に強大だ」
スーパー姫「それ故にタチが悪い」
タイガーロイド「ほう」
王蛇「なるほどな、道理でこの腕が重く感じるわけだ」
 王蛇、満足そうに
王蛇「そして、その力が俺にもあるわけか」
瞬鬼「うあああ!?」
 手首を返され、逆に力を利用されて激痛を感じる瞬鬼。
 メキメキメキィ
 瞬鬼、慌てて腕を風で包み、脱出。しかし集中力が削がれ、顔だけ変身解除。
 嘆鬼と背中合わせになり、怪人たちの悪意に満ちた目を注がれる。
王蛇「俺たちよりもよほど怪人染みているな」
 ナゲキ、嘲笑しながら顔だけ変身解除をして
ナゲキ「笑わせないでよ。見てくれはコレでも並の人間より人間らしいんだから」
大嶽丸「ならば人間のように死ねばいい」
 怪人、各々の武器を構える。
カブトゼクター『CLOCK UP!』
カブトゼクター『CLOCK OVER!』
 怪人、突然後ろに飛びあがる。
 ナナキ、姿を消す。
大嶽丸「なんだ、いったい何が起こった!」

 BGM:「Action!!(NEXT-LEVEL)」/サウンドトラック/仮面ライダーカブト

 舞台上段中央より春歌、ナナキを抱えて登場。
春歌「じいやさんは仰っていました。人と言う字は支えあい、ぶつかり合い、いつしか交じり合うことで成り立つ記号だ、と。そこに辿りつくまで、人は全て怪人なのかもしれませんね」
ナナキ「は、春歌サン!?」
 ナナキ、自分の姿を認識して岩陰に隠れる。
マタタキ「春歌ちゃん!」
ナゲキ「全くその通りだわ」
 ナゲキ、音撃砲を構える。
 マタタキも音撃管を構え、怪人たちを威嚇。
春歌「マタタキちゃん! ナゲキさん! 微力ながら加勢致します!」
マタタキ「加勢って・・・」
亞里亞「ご無事ですか、ねえやさま方!」
咲耶「助けにきたわよ、元サポーターとして!」
 舞台右下段より咲耶、左より亞里亞、登場。
大嶽丸「人間がァアアア!」
 カブトゼクター、大乱舞をして怪人を錯乱。
 さらにカブトゼクターをキャッチし、ベルトへスライド装填。
 亞里亞、青いデッキケースを空へ舞わせたあと、くるりと優雅に回転。ベルトに滑らせる。
 咲耶、「3・9・8」を素早く入力し、サクヤフォンを斜めから挿入しベルトにセット。
春歌「変身ッ!」
『HENSHIN!』
 各々の変身音が同時に鳴り響き、赤・青・黄の光が交差する中、変身完了。
 ハルカブト、空を指差しながら
ハルカブト「仮面ライダーハルカブト!」
 タイガリア、デストバイザー(斧)を上段に構え、
タイガリア「仮面ライダータイガリア!」
 サクヤ、手を軽く開いたスタンダードな空手の構えで
サクヤ「仮面ライダーサクヤ!」
ハルカブト・タイガリア・サクヤ「マスクドシスターズ、推参!」
タイガーロイド「仮面ライダーだと? 貴様等が仮面ライダーだと? 笑わせてくれるな!」
 無言のカメバズーカ、砲撃し、サクヤの方へ。
王蛇「ふん、気品に満ちているようで中々猛々しいお嬢様じゃないか」
 王蛇、首を鳴らしながらタイガリアの方へ。
タイガーロイド「貴様など、仮面ライダーの姿をしてるだけにすぎんッ!」
 タイガーロイド、激昂しながらハルカブトに猛襲。
 それぞれ、舞台から立ち回りをしつつ掃ける。
マタタキ「ナゲキ、ボクたちも!」
ナゲキ「ええ。ナナキ、アナタは行けるの?」
ナナキ「音撃斧ないけど、どうにか! それにマテキくんの仇討ち! これ、重要課題!」
 マタタキは鬼笛を口に、ナナキは腕の音弦、ナゲキは音叉を構え、それぞれ鳴らして再変身。

 BGM/「輝〜突風〜(前奏部分なし)」/サウンドトラック/仮面ライダー響鬼

 旋風、波、吹雪、それぞれの音が鳴り響き、三人、再変身完了。
 七鬼、左手を叩く掲げて
七鬼「七鬼!」
 嘆鬼、人差し指を立てた右手を水平にし
嘆鬼「嘆鬼!」
 瞬鬼、かかと落としの後、両腕を広げ勇ましく構えながら
瞬鬼「瞬鬼!」
瞬鬼・嘆鬼・七鬼「陸奥の鬼姫衆、参上!」
瞬鬼「−なんてね♪」
大嶽丸「悪ふざけも大概にしろ!」
 大嶽丸の言葉に、スーパー姫・童子、強襲。
 姫はナゲキが受け止めて左へ、童子はナナキが対処し、右へ掃ける。
瞬鬼「ボクたちがいる限り、好き勝手はさせないよ!」
大嶽丸「ほざけ餓鬼がァアアア!」
 大嶽丸、蒼龍刀を振りかざす。
 瞬鬼、音撃管でそれを受け止めて、そのまま左へ掃ける。

 バトルミュージック:「DEEP BREATH/RIDER CHIPS/仮面ライダーアギト」

 サクヤ、サクヤエッジを片手にカメバズーカの砲撃をかわしながら舞台に再登場。
サクヤ「鈴凛ちゃんのバカァ! 私のにもクロックアップとか式神みたいなのつけてよ、もう!」
カメバズーカ「何をごちゃごちゃ言っている!」
 カメバズーカ、格闘戦へ移行。
 サクヤ、防戦一方であるものの、エッジを上手く捌いて直撃を避ける。
 いつしか攻防は反転し、強烈な横蹴りを放ち、カメバズーカを2m飛ばす。
カメバズーカ「いいのか。俺の体の中には原爆が入っている。俺が死ねばどうなることか・・・」
サクヤ「う、ウソでしょ!? だとしたら、私にとって最悪の相手じゃないのよ・・・!」
 サクヤ、衝撃を避けつつカメバズーカとの攻防を続けることに。

 入れ替わり、王蛇とタイガリア、登場。
 凶悪な力でタイガリアを追い詰める王蛇。
 しかしまだまだ楽しみたいのか、タイガリアが立ち上がるのを待ちながら一撃を浴びせる。
タイガリア「品位の無い戦い振りですね」
 くすりと笑い、タイガリア、カードをデストバイザーへ挿入。
デストバイザー『アドベント』
 デストワイルダー、王蛇を後ろから切りつける。
王蛇「フン」
 王蛇、裏拳で往なしてベノバイザーにカードを挿入。
ベノバイザー『アドベント』
 ベノスネーカー、地中より登場。
 タイガリアを巻きつける。
タイガリア「そ・・・そんなッ! 同じシステムだと・・・いうのですか・・・!」
王蛇「さあな、俺のも元は人が作り出したものだ。赤の他人が作って同じものに行き着いても不思議じゃないだろう。それより、まだまだ楽しませてもらうぜ、お嬢」
亞里亞「はうっ・・・!」
 王蛇、高笑いをしながらベノスネーカーに手で指示を出し、悲鳴を楽しむ。

 ハルカブトVS.タイガーロイド。
 タイガーロイドの猛砲撃によりクロックアップはおろか、キャストオフすらする暇がないハルカブト。
タイガーロイド「どんな妙技を使ったかはわからぬが、やはり見た目だけのようだな!」
ハルカブト「その言葉、お返ししますわ!」
 ハルカブト、クナイガンをアックスモードで携え、迫り来る砲撃を斬り払いしながらゼクターホーンを引く。
カブトゼクター『CAST OFF!』
 弾けたアーマーを盾にするうちに腰のボタンを叩く。
カブトゼクター『CLOCK UP!』
 その音と同時にタイガーロイド、腰の小型砲を撃つ。
カブトゼクター『CLOCK OVER!』
 ハルカブト、岩に体を打ち付けられる。
タイガーロイド「向かってくると分かれば狙う必要もない」
 タイガーロイド、勝ち誇った笑いをしつつ、ハルカブトを引きずりながら舞台袖へ。

 瞬鬼VS.大嶽丸。
 音撃管を背に、風の鬼闘術で互角の戦いを見せる。
 立ち回りをしながら
瞬鬼「いったい何が目的なの!?」
大嶽丸「強いものだけが生き残る世界だ! そしてその中で我こそが生き残る!」
瞬鬼「そんなの、結局1人になって全部終わりじゃないか! 競う相手も、鍛え合うパートナーもいなくなって、最後は弱くなるだけじゃないか! そんな嘘の強さを求めてるの!?」
大嶽丸「それが鬼の道の果てよ!」
瞬鬼「そんなの、悪鬼の理屈だよ! ううん、むしろ、そんなことだから普通の人に鬼って呼ばれるんだッ!」
 瞬鬼、大嶽丸の背後に回り、鬼爪を足から生やしてオーバーヘッドキックの要領で頭部を狙う。
 大嶽丸、口で爪を受け止め、噛み砕く。
 マタタキ、心の底から悲鳴。
大嶽丸「これぞまさに弱肉強食!」
 大嶽丸、爪と血を吐き捨てる。

 さらに怪人たちが各々の敵を追い詰めながら集合。
 瞬鬼、嘆鬼、七鬼、ハルカブト、サクヤ、タイガリア、舞台中央で背中合わせ。
 さらにワームが現れ、タランテスワームに羽化。
 糸を吐き、6人の動きを止める。
嘆鬼「・・・最悪。妖姫のくせに、なんであんな強いのよ」
七鬼「確かあの鬼・・・怪人の力に鬼の力を植えつけたって言ってたっけ・・・」
サクヤ「それじゃあいくら私たちが鬼と同じ力持っても意味ないじゃない! こんなことならせめてお兄様に気持ち、伝えておけば・・・」
嘆鬼「ハン、遅すぎね。マテキさん、ナナキにメロメロじゃない」
サクヤ「そう言うアンタもそうでしょうがッ!」
嘆鬼「フン。いずれにしても、万策つきたって感じね」
亞里亞「・・・人と言うのは追い詰められるとかえって自然に振舞うものなのですね」
瞬鬼「なに言ってるんだよ、みんな! ここでボクたちが頑張らなきゃ、どの道結果は同じだよ! それだったら・・・そんな結果だとしてもボクは・・・!」
 瞬鬼、フラつきながらもゆっくりと立ち上がる。
ハルカブト「・・・・・・総本山のおばあさまも仰ってましたわ」
 ハルカブト、静かに、やや震えながら立ち上がる。
ハルカブト「敗北とは敵に背を向けること。ならばワタクシたちは、まだ負けておりません!」
大嶽丸「ほざけ、餓鬼共! 命が尽きればその理屈も通らぬわ!」
???「その命、俺たちが拾う!」
大嶽丸「何者だ!」
 ドドン―
 舞台上段に等間隔で三つの影。
龍騎士「仮面ライダー、龍騎!」
 ドドン―
ZX「仮面ライダー、ZX!」
 ドドン―
V3「仮面ライダー、V3!」
響鬼「俺もいるぜ」
鬼姫衆&マスクドシスターズ「響鬼さん!」
響鬼「よっ、シュ!」
カメバズーカ「あれが本当の仮面ライダー・・・!」
タイガーロイド「よもや本物が来るとはっ!」
ZX「それはこっちのセリフだ、タイガーロイド! まさかお前が復活しているはな!」
王蛇「城戸ォ! お前、また邪魔をするのか・・・!」
 セリフを遮り、銃撃。
 怪人軍団が怯み、その隙に仮面ライダーがマタタキたちを背に囲む。
???「みんな、無事?」
 黒いライダータイプの強化スーツ&ヘルメット、さらにガトリングガンを装備した鈴凛、登場。
瞬鬼「鈴凛ちゃん! それは・・・!」
鈴凛「マスクドライダーシステムのプロト中のプロトよ。警察の偉いところから拝借して改良させてもらったの。その名もR2-X!」
スーパー童子「貴様らァアアア!」
 スーパー童子、R2-Xへ猛攻。
 しかし、黒いマントを羽織った黒鬼が割り込み、マントを翻して弾く。
瞬鬼「千影ちゃん!」
千影「・・・・・・すまない、緑色の怪物どもに手間取った・・・・・・兄くんはじいやさんが病院へ運んだよ・・・・・・」
大嶽丸「小癪な・・・!」
V3「龍騎、やつらを止めろ!」
龍騎「はい!」
ドラグバイザー『タイムベント』
 怪人の動き、止まる。
V3「みんな、今のうちに彼女たちに力を送るんだ!」
ZX「ああ!」
響鬼「オッケー」
レジェンドライダーズ「ライダーシンクロォオオ!」
 レジェンドライダーズ、円陣を組み、鬼姫衆&マスクドシスターズに手をかざす。

 BGM:「響鬼見参!!」/小野正利/仮面ライダー響鬼

 全員、立ち上がりながら
七鬼「なに、この感じ・・・!」
嘆鬼「・・・フフッ・・・柄にもなく熱くなってきたわ・・・!」
タイガリア「これが・・・仮面ライダーの力・・・?」
サクヤ「これなら・・・戦える気がする・・・!」
ハルカブト「衛ちゃん!」
 春歌、瞬鬼と視線を交わす。
瞬鬼「ありがとうございます!」
V3「礼はいい。共に戦おう。鬼の力を得た奴等が相手では、君たちの力が必要だ!」
瞬鬼「はい!」
 V3、瞬鬼、ガッチリと握手。
 その瞬間、タイムベント、きれる。
V3「みんな、これを決戦としよう!」
 全員、気合を込めて返答。
大嶽丸「おのれ・・・いでよ、ワームども!」
 大嶽丸、指を鳴らす。
 無数のワーム幼体が登場。
龍騎「こっちだ、浅倉ァ!」
王蛇「城戸ォオオオ!」
 龍騎、タイガリアの手を引いて、王蛇を誘い、舞台左へ。
ハルカブト「あの蜘蛛はワタクシが」
ZX「俺も行こう」
 ハルカブト&ZX、タランテスワームと格闘しつつ舞台右へ。
V3「ゆくぞ、カメバズーカ!」
サクヤ「さっきのお返し、してやるんだから!」
 サクヤ、V3と共に逃走を図るカメバズーカを追って舞台上段左へ。
嘆鬼「・・・・・・たっぷり手荒いことしてから清めてやる」
スーパー童子「ひゃあ!」
 嘆鬼の殺気にスーパー童子、怯えて逃げる。
 嘆鬼、それを追って舞台上段右へ。
七鬼「私も、マテキくんの仇!」
スーパー姫「くっ!」
R2-X「七鬼さん、これ!」
 七鬼、鈴凛から投げられた音撃斧をキャッチ。
 さらに逃走するスーパー姫を追撃し、舞台上段右へ。
大嶽丸「正義を気取る・・・鬼共がァアアア!」
響鬼「瞬鬼、いっちょやってやろうぜ」
瞬鬼「はい!」
千影「瞬鬼くん、これを・・・」
 千影から音撃通連を受けとる。
R2-X「修理バッチリよ!」
瞬鬼「ありがとう! いくよ、大嶽丸!」
大嶽丸「かかってくるがいい、餓鬼共!」
 瞬鬼、響鬼、大嶽丸、立ち回りしながら舞台左へ掃ける。
R2-X「あっ!」
千影「どうした、鈴凛ちゃん・・・」
R2-X「・・・・・・春歌ちゃんたちに強化パーツ渡すの忘れてた・・・・・・」
千影「まだ間に合う、急ごう・・・!」

 バトルミュージック:「果てしない炎の中へ」/RIDER CHIPS/仮面ライダー龍騎

 タイガリア&龍騎VS.王蛇&ワーム数体
 龍騎、王蛇とパワーのぶつけ合い。
 タイガリア、様子を伺いつつワームを処理。
龍騎「お前、生き返ってもまだ戦うことしか考えてないのかよ!」
王蛇「それが俺の唯一の楽しみだ。幸いにも大嶽丸とやらは永遠のライダーバトルを準備してくれるらしいからな」
 龍騎の拳と王蛇の脚がぶつかる。
 そのぐらつきを見計らい、タイガリア、猛襲。
タイガリア「弱肉強食など、すでに生き物の頂点に立つ人間同士で行うべきものではありません。そして人は頂点に立つものとして、命あるものたちをより良き道へ導くことが指名であり、課題なのです!」
 デストバイザーを振り下ろし、さらに龍騎が拳を見舞う。
 が、王蛇、それを腕で受け止める。
王蛇「だからどうした。俺は俺の道を行くだけだ」
 弾き、龍騎とタイガリア、王蛇と距離が生まれる。
タイガリア「だったら私たちは私たちの道を貫きます!」
龍騎「そのとおりだ!」
 龍騎、ベルトデッキよりカードを二枚引き、一枚をタイガリアに投げ渡す。
タイガリア「これは・・・!」
 記された文字は「SURVIVE」、絵は雪の結晶・・・。
龍騎「君ならきっと使える!」
 ドラグバイザー、ツヴァイに変化。
 デストバイザーも大砲型のツヴァイに変化。
 カード挿入。
ドラグバイザーツヴァイ『サバイブ』
デストバイザーツヴァイ『サバイブ』
 龍騎は赤、タイガリアは白の鎧を身にまとった状態・・・サバイブへ変身。
 さらに立て続けにカードを引き、挿入。
 王蛇もカードを5枚引き、4枚をベノバイザーへ素早く挿入。
ドラグバイザーツヴァイ『ファイナルベント』
デストバイザーツヴァイ『ファイナルベント』
ベノバイザー『ユナイトベント』
 ドラグランザー、デストアサルター、登場。
 各々バイクに変形し、ダブルサバイブ、搭乗。
 その間にジェノサイダーが現れる。
ベノバイザー『ファイナルベント』
 王蛇、タイガリアに狙いを定める。
龍騎サバイブ「怯むな!」
タイガリアサバイブ「はい!」
 龍騎サバイブ、ドラグランザーの火球で王蛇を牽制しつつウィリー走行で突貫。
 タイガリアサバイブ、車体を横に滑らせ、大爪を装備したキックを放つ。
 王蛇、ジェノサイダーと共に爆砕。
龍騎サバイブ「よっしゃあ!」
タイガリアサバイブ「龍騎さん、みなさんを助けに・・・!」
 タイガリアサバイブ、龍騎サバイブ、バイクを走らせ舞台右へ退場。

 BGM:「High speed(NEXT-LEVEL)」/サウンドトラック/仮面ライダーカブト

 ハルカブト(キャストオフ)&ZX VS. タイガーロイド&タランテスワーム&ワーム幼体数匹
 ワーム幼体にまぎれるタランテスワーム。
 その隙間から2人めがけて糸を放つ。
 さらにタイガーロイドの砲撃が2人の動きを制限する。
ZX「糸には糸だ!」
 ZX、砲撃の隙をついて腕からマイクロチェーンを射出。
 しかし直前にタランテス、クロックアップ。
 ハルカブトもクロックアップして対応。
 マイクロチェーンがゆっくりと中空で波を打ち、タイガーロイドの弾丸が舞う状態での戦闘となる。
 ハルカブト、タイガーロイドが放つ弾丸を蹴りあげつつ、タランテスワームを合気の動きで往なし、確実にダメージを与えていく。
 その間、ZXが突然、大量発生。
 タランテスワーム、混乱してクロックアップを抜け出す。
 直後、ハルカブトもオートクロックオーバーし、舞台上段中央で跪き、ZXの戦いを見守る形に。
 タイガーロイド、タランテスワーム、ZXたちを次々と攻撃するが、全てワーム幼体。
ZX「これぞホログラム分身!」
 最後の1人になった瞬間、赤く光ったZX、マイクロチェーンでタランテスワームとタイガーロイドを捕える。
 さらに電撃を流し弱体化させる。
 その間、R2-X、舞台上端左に登場。
 R2-X、冗談めかして
R2-X「春歌ちゃん、私の愛を受け取って!」
 R2-Xの投げたハイパーゼクターをキャッチ。
 ハルカブト、ハイパーゼクターを左腰に装着し、角を倒す。
ハイパーゼクター『HYPER CAST OFF!!』
 ハルカブト、ハイパーフォームへ変身。
ハルカブト「一気に決めますわ!」
ZX「おう!」
 ZX、マイクロチェーンを唸らせ、タイガーロイドとタランテスワームを宙へ舞わせる。
 その間、ハルカブト、コマンド入力。
カブトゼクター『ONE・TWO・TRHEE!!』
 さらにハイパーゼクターを操作。
ハイパーゼクター『MAXIMUM RIDER PAWOR!!』
 パワーが右足に流れ込む。
 その間、ZXも体が赤く光る。
カブトゼクター『RIDER KICK!!』
ZX「ゼクロス・イナズマキック!」
 中空で正統派ライダーキック。
 タイガーロイドがZXのキックに、タランテスワームがハルカブトのキックにヒット。
 さらにタイガーロイドとタランテスワームが衝突・爆砕。
ハルカブト「ZX様!」
ZX「ああ、次に急ごう!」
 ハルカブト、ZXの手を引き
ハイパーゼクター『HYPER CLOCK UP!』
R2-X「・・・・・・ライダーの力でクロックアップもものともしないってわけ、ね。ていうか春歌ちゃーん、置いてけぼりにされたリンは物凄く淋しいんですけどー」
 R2-X、トテトテと舞台右へ。

 バトルミュージック:「The people with no name」/RIDER CHIPS Featuring m.c.A・T/仮面ライダーファイズ

 サクヤ&V3 VS.カメバズーカ&ワーム幼体数匹
 カメバズーカの砲撃とワーム幼体による波状攻撃に劣勢。
 ほとんど回避の状態である。
V3「記憶が確かなら、奴の体には原爆が積まれているはずだが・・・」
サクヤ「やっぱり本当だったのね・・・!」
カメバズーカ「さあ、どうする、仮面ライダー共!」
 そこに、無数のディスクアニマルが乱舞、ワームとカメバズーカを翻弄する。
千影「咲耶ちゃん、鈴凛ちゃんからの届け物だ」
 ディスクアニマルが集合し、千影、登場。
 トランクのようなものを渡される。
 V3、その間、2人に迫るワーム・砲撃を破砕。
千影「そこにケータイをセットするんだ」
 千影、トランクの角にある窪みを指差す。
サクヤ「え、ええ」
 セットし、トランク横のボタン「3・9・8、エンター」を押す。
 黄金のブラスターフォームへ変身。露出も増える。
 トランクもサクヤブラスターへ変形。
ブラスターサクヤ「ちょっとビックリ」
 サクヤ、ブラスターを構えてワーム幼体に砲撃。
 ワーム、分子レベルで破壊される。
ブラスターサクヤ「こんな威力じゃかえって危険だわ!」
千影「役に立つかはどうかわからないが、その姿なら空が飛べるらしいが・・・」
V3「なるほど、ならばその力に賭けよう!」
 V3、右手でVサインをつくり、左手を右肘に当てるキメポーズ。
V3「26の秘密の技、フリーザーショット!」
 V3の全身から冷気が発生。
 カメバズーカを凍らせる。
V3「空へ・・・いや、宇宙へ飛ばすんだ!」
 サクヤ、頷き、背中のブースターを唸らせてカメバズーカを持ち上げて上空へ。
 しかし、途切れて失速、地上へ
 だがカメバズーカは落ちない。
 それどころか勢いを増して上昇。
ハイパーゼクター『HYPER CLOCK OVER!!』
 ハイパーハルカブト、入れ替わり背中のブースターを唸らせてさらに上空へ運ぶ。
 さらにZXがその勢いを利用し、赤く光った上でカメバズーカを投げ飛ばす。
 カメバズーカ、宇宙空間へ。
 地上ではブラスターサクヤがV3に肩に、手を添えられブラスターを構える。
V3「カメバズーカは・・・そこだ!」
 サクヤ、V3から流れマスクに映るカメバズーカをロック。
 ブラスターを最大出力で放射。
 カメバズーカ、地球を離れた宇宙空間で黄金の光に包まれて爆砕。
 ハイパーハルカブト、ZX、3人の前に着地。
 サクヤブラスター、冷却モードへ。
ブラスターサクヤ「・・・鈴凛ちゃん、天才過ぎ」
 ブラスターサクヤ、苦笑。
タイガリアサバイブ「いいえ、きっと龍騎さんたちが力を分けてくださったからです」
 舞台左からゆっくりと現れるタイガリアサバイブと龍騎サバイブ。
ハイパーハルカブト「まだ終わっておりませんわ」
 ハイパーハルカブト、舞台右へ駆け出す。
 ブラスターサクヤたち、頷きあい、それに続く。


 七鬼&嘆鬼 VS.スーパー童子&姫

 バトルミュージック:「極めれば音撃!!」/橋本 仁

 嘆鬼の砲撃の威力が増し、童子と姫を圧倒。
 七鬼との姉妹コンビネーションも冴え、童子と姫を中央に追い込む。
 嘆鬼、音撃銅羅を童子にセット。 
 七鬼、音撃斧を姫に突き刺す。
嘆鬼「七鬼、久しぶりにアレやるわよッ・・・!」
七鬼「うん! 音撃二重奏!」
嘆鬼・七鬼「雷電流氷!」
 音撃斧と音撃銅羅による清めの音が童子と姫を苦しめる。
 バトルミュージックの大間奏(音撃の重なる部分)終了と同時に同時と姫、爆砕。
七鬼「マテキくん、仇はとったよ!」
嘆鬼「殺されてないでしょう。あとそんなに好きなら本名で呼びなさいよ」
七鬼「それは・・・2人の時だけ」
 ナゲキ、ムッとしながら
嘆鬼「・・・・・・さっさと終わってないところ、片付けに行くわよ」
七鬼「りょーかーい♪」

 瞬鬼御前&響鬼紅 VS.大嶽丸&角の生えたワーム幼体
 強化版の2人を相手に、大嶽丸、強大な力で互角の勝負。
 さらにワームが姿を現す。
 響鬼、横目でそれを確認し
響鬼「これじゃキリがないな・・・」
 そこにアカネタカ、アームドセイバーを持って登場。
大嶽丸「させぬ!」
瞬鬼「こっちのセリフだよ!」
 瞬鬼御前、響鬼紅に向かおうとする大嶽丸に鞘に収まった音撃通連で足払い。
瞬鬼「響鬼さん、今のうちに!」
響鬼「サンキュー」
 響鬼紅、アームドセイバーを受け取る。
響鬼「響鬼、装甲!」
 アームド響鬼に変身。
装甲響鬼「お前の番だ、瞬鬼!」
 響鬼、大嶽丸を抑え付けて、自前のディスクアニマルを3枚(アカネタカ・ルリオオカミ・キハダガニ)、瞬鬼に向けて投げる。
 ディスクアニマル、鞘の窪みに収まる。
瞬鬼「瞬鬼、戒衣!」
 瞬鬼御前、音撃通連を抜刀。ディスクアニマル、火花を散らして高速回転。
 瞬鬼御前、ハーフマスクの蒼い兜に赤い翼のついた鎧、黄色の戦袴を装着し、鬼姫瞬鬼へ。
大嶽丸「その程度!」
 大嶽丸、両腕を伸ばし、念動力を放射。
 鬼姫瞬鬼、装甲響鬼、刀身で受け止めるも弾かれる。
大嶽丸「フン、どうやら奴等が死んだようだな・・・しかしその力は俺様に宿る!」
 大嶽丸、全身から砲身が飛び出し、火を噴く。
 鬼姫瞬鬼、装甲響鬼、まともに浴びるが鎧のお陰で軽傷・・・も、衝撃が2人の動きを完全に止める。
鬼姫瞬鬼「ってことは・・・他のみんなは倒せたってことだよね・・・」
装甲響鬼「なら俺たちも・・・倒さないとな。けどどうする? 俺たちじゃ決定打に欠けると思うけど」
鬼姫瞬鬼「悪鬼となら前に戦ったことあります。なんか、魔化魍と同じみたいで、音撃で清めることが出来ました」
装甲響鬼「なるほどね。さすが一騎当千の鬼伝説が残る東北。経験も一味違うなァ」
大嶽丸「ごちゃごちゃと何を言っている!」
 さらなる砲撃、そして念動力のコラボレーション。
 爆炎に包まれる鬼姫瞬鬼と装甲響鬼。
鬼姫瞬鬼・装甲響鬼「うあああああ!」
 鳴り響く悲鳴。
 それを遮るように
ハイパーゼクター『HYPER CLOCK OVER!!』
大嶽丸「なんだ・・・!?」
 スモークに包まれる舞台。
 やがて煙が晴れ、舞台下段上段を使い扇状にライダー、全員集合。
 左から
 七鬼
 R2-X
 タイガリアサイバイブ
 ブラスターサクヤ
 ハイパーハルカブト
 鬼姫瞬鬼
 装甲響鬼
 ZX
 V3
 龍騎サバイブ
 千影
 嘆鬼
 それぞれ、スポットでキメポーズ。
龍騎サバイブ「仮面ライダー、龍騎サバイブ!」
タイガリアサバイブ「仮面ライダー、タイガリアサバイブ!」
V3「仮面ライダー、V3!」
ブラスターサクヤ「仮面ライダー、ブラスターサクヤ!」
ZX「仮面ライダー、ZX!」
ハイパーハルカブト「仮面ライダー、ハルカブト、ハイパーフォーム!」
R2-X「R2-X!」
千影「・・・魔化鬼・・・」
嘆鬼「・・・嘆鬼」
七鬼「七鬼!」
装甲響鬼「アームド響鬼!」
鬼姫瞬鬼「鬼姫、瞬鬼!」
大嶽丸「有象無象が増えたところで、調子に乗るなァアアア!」
 砲撃と念動力を発生させ、オールレンジ攻撃を図る大嶽丸。
 しかし発動のタイミングは若干遅い。
 サクヤブラスター、ドラグバイザーツヴァイ、デストバイザーツヴァイ、音撃砲、R2-Xのガトリングによる集中砲火が大嶽丸を襲撃。
大嶽丸「無駄だ!」
 無傷の大嶽丸。
 千影と七鬼が音撃斧、音撃鎌で大嶽丸に両側から切りかかる。
 大嶽丸、砲身に包まれた腕でそれをガード。
 開いたボディを狙い、ZX、V3、ハイパーハルカブトがジャンプ。
V3「V3回転ダブルキック!」
ゼクロス「ゼクロス、イナズマキック!」
カブトゼクター『RIDER KICK!!』
 3つのライダーキックが交差。
 しかし、大嶽丸は無傷。
 それどころか巨大化を果たす。
大嶽丸「侮るな! もはや貴様等の打撃は全て俺様の力となる!」
龍騎「くそう、どうしたら!」
ZX「今までにない敵だな」
V3「あれだけの技を食らっても余裕があるとなれば、ダメージ過多で倒すこともままならないな・・・」
装甲響鬼「こいつぁ・・・オオテングの亜種か? なんにしても悪い冗談だ」
 装甲響鬼、ざわめくライダーたちをよそに鬼姫瞬鬼とともに劣勢を感じさせない笑い。
鬼姫瞬鬼「ボクたちの出番だッ!」
 鬼姫瞬鬼、駆け出し、力の限り音撃通連を奮う。
V3「よし、鬼姫に続け!」
 V3の合図で巨大化した大嶽丸に各々の戦術で立ち向かうライダー。

 バトルミュージック:「NEXT LEVEL Re-Mix version」/Yu-Ki/仮面ライダーカブト

R2-X「みんな、アイツをとにかく地面に倒して、身動き取れないようにして!」
 R2-Xの的確な指示に従うライダー。
 嘆鬼、タイガリア、R2-Xによる直接砲撃支援。
 響鬼、七鬼、千影による足元の制圧。
 V3、ZX、龍騎サバイブによる胴体への攻撃。
 鬼姫瞬鬼、ブラスターサクヤ、ハイパーハルカブト、上昇して大嶽丸の顔面へ。
 ブラスターサクヤ、ハイパーハルカブトによる連続ライダーキックとV3、ZX、龍騎サバイブによる上半身への衝撃と装甲響鬼、七鬼、千影による脚へのダメージにより大嶽丸、ついに転倒!
鬼姫瞬鬼「これで終わりだよ!」
 鬼姫瞬鬼が額で音撃通連を鞘に収める。
鬼姫瞬鬼「鈴凛ちゃん! アカネタカ、キアカジシ、イワベニジシ!」
R2-X「オッケー!」
 鈴凛、指定された三枚のディスクアニマルを別の銃で射出。
 鞘の窪みにセットされたのを確認し、引き抜き、再変身。
鬼姫瞬鬼「瞬鬼戒衣、烈火の陣!
 真っ赤に燃える音撃通連を刺す。
 さらに七鬼は音撃斧を膝に刺し、嘆鬼は胴に音撃銅羅をセット。千影も腕に音撃鎌を刺しハープに変形。各々音撃の構え。
 さらに装甲響鬼もアームドセイバーを展開し、鬼神覚声の構え。
 その間、ZX、マイクロチェーンで大嶽丸を戒める。
鬼姫瞬鬼「響鬼さん!」
装甲響鬼「おう、受け取れ、瞬鬼! 鬼神覚声! ハァア・・・・ハァ!」
七鬼「音撃斬、雷電咆哮ぅ!」
嘆鬼「音撃殴、絶対零怒・・・!」
千影「音撃斬、無明長夜・・・!」
 鬼姫瞬鬼の音撃通連に搭載されているアンプを通し、それぞれの音撃が強化される。
 鬼姫瞬鬼、その衝撃で大嶽丸の体から音撃通連が外れないように極限まで力を使って押し込む。
鬼姫瞬鬼「まだだよ! まだ足りない!」
V3「瞬鬼君、これも受け取れ! 風の音を! 逆ダブルタイフーン!」
 V3のベルトから激しい風が巻き起こる。
龍騎「野獣たちの命の鼓動を!」
 ドラグランザーとデストアサルターの咆哮。
ZX「人間の命の鼓動を!」
 ZXの赤い光、直後に鳴り響く雷のような轟音。
鬼姫瞬鬼「はぁあああああ・・・・!」
 強烈な衝撃が瞬鬼の全身を包む。
 耐え切れず、音撃通連から離れそうになる腕。
 ― しかし
ハイパーゼクター『HYPER CLOCK OVER!!』
 その音の直後、8本の腕がそれを支える。
瞬鬼「咲耶ちゃん! 鈴凛ちゃん! 亞里亞ちゃん! 春歌ちゃん!」
ブラスターサクヤ「アンタばっかに負担かけてられないわよ」
R2-X「そーそー、こういう時のためのマスクドライダーシステムなんだから♪」
タイガリアサバイブ「・・・ねえやさま、私たちがついています」
ハイパーハルカブト「じいやさんも言ってました、『出来ることは最大限の力でやる』と。だけどそれ以上に、姉妹として、人として、鬼の仲間として、力の限りを超えて支えましょう!」
鬼姫瞬鬼「うん! でもまだ・・・・・・!」
ブラスターサクヤ「これを見ている人たちにも力をもらえばいいのよ!」
ハイパーハルカブト「純なる想いは・・・清めの炎になりますわ・・・!」
タイガリアサバイブ「・・・お願い、力を貸して・・・!」
 高まる声援、炎を強める音撃通連、それが昂るにあわせ、大嶽丸の苦渋が増す。
鬼姫瞬鬼「音撃通連炎、炉火純蒼ッ!!(ろか、じゅんそうッ!!)」
 炎が最大限まで発揮した瞬間、大嶽丸、蒼い炎に包まれる。
ハイパーゼクター『HYPER CLOCK UP!!』
 マスクドシスターズ、舞台上段へ帰還。
大嶽丸「貴様らァ・・・これで勝ったと思うなよ・・・俺様のような悪鬼は伝説の数だけ存在しているんだからなァアア!」
鬼姫瞬鬼「だったらその数だけ、打ち砕いてみせる!」
 鬼姫瞬鬼、腰から音撃管を手にし、ベルトのバックルをセットしてトランペットモードへ。
鬼姫瞬鬼「音撃射、疾風怒涛っ!」
 息を吹き込まれて、広がる清めの音。
 それは清めの炎をさらに強化。
 大嶽丸の存在を飲み込み、音撃通連ごと爆砕―・・・。


 エピローグ

 鬼姫衆とマスクドシスターズ、装甲響鬼、マスクオフ。
 V3のみ風見志郎の姿で瞬鬼と握手。
V3「君たち鬼の精神、仮面ライダーそのものと言えるな。いや、もしかしたら俺たち以上かもしれない」
龍騎「これからもその力、正しいことに使ってくれよ!」
Zx「縁があったら、また会おう」
 レジェンドライダーズ、それぞれ分散して退場。
鈴凛「さーて、でっかい仕事も終わったことだし、“げんじろう”でパーっとしますか!」
春歌「ヒビキさんの歓迎会もしませんとね」
亞里亞「出来たらいろんなこと、教えてもらいますか?」
ヒビキ「いやー、ありがたいねぇ。じゃあ遠慮なく、もてなされちゃおうかな?」
ナゲキ「マタタキ? どうしたの?」
マタタキ「・・・ううん、せっかく鈴凛ちゃんが音撃通連、壊れちゃったなって」
鈴凛「なによ、まーた作ってあげるわよ」
マタタキ「いや、いいよ。しばらくはボク自身の力を、その、鍛えてくよ。それまでは鬼姫にはならない。でなきゃきっと本当に強くなれない。そうやって強くなれた力が集まれば、きっともっとどんな悪がきても大丈夫だと思うんだ」
ヒビキ「良い所に気が付いたな、マタタキ。お前の兄も、ちょうどお前ぐらいの歳にそんなことを言ってたぜ。まあ、それを自分で導き出せたみたいだから、凄いことだよ、ホント」
ナゲキ「・・・・・・これじゃイジめる隙も無くなっていくわね」
ナナキ「マタタキくん、ファイト! 義姉さんは応援してるよ!」
千影「私も・・・負けてられないね・・・」
 マタタキ、舞台正面を向いて渾身の力を込めて
マタタキ「ライダーのみなさん、ここにいるみんな、本当にありがとう! ボク、もっともっと鍛えるよ!」

 ED:「Bright! our Future」/DA PUMP/仮面ライダー THE FIRST

 

 第二部、トークショー「鬼姫たちのお茶会」
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